近年、パソコンや携帯電話、SNSなどの普及で、インターネットなどの情報通信技術により私たちの暮らしは大きく変化してきています。社会経済環境が変化する中、サービスの提供やその利用・購入の形態も多種多様化しており、新しい手口による高齢者や若者を狙う悪質商法が後を絶ちません。
宮若市では、消費者被害を未然に防ぎ、賢い消費者育成のための取り組みとして、地域やグループに赴き、出前講座や啓発パンフレット等の配布などを行っています。市民の皆様が消費者トラブルに巻き込まれることのないよう、地域や警察、金融機関、市の福祉担当部署、教育委員会等と連携を図り、啓発の機会拡充と内容充実に努めてまいります。
また、年々、巧妙化する悪質商法や、複雑化する契約・取引のトラブル等に対処するため、平成25年1月から宮若市・直方市・鞍手町・小竹町の二市二町で、「直鞍広域消費生活センター」を設置し、消費生活専門相談員による窓口を開設しております。この周知を積極的に行い、宮若市役所の消費生活相談窓口と同様、私たちに身近な消費生活センターとして皆様に知っていただくとともに、安心してご相談いただける体制づくりと確保に努めます。
以上のような取り組みを中心に、市民の皆様の安全・安心な日々の暮らしのため、今後も消費者行政を積極的に推進してまいります。
令和6年1月
宮若市長 塩川 秀敏