身体障害者補助犬(以下、補助犬)とは、目や耳、手足に障がいのある人をサポートする「盲導犬」、「介助犬」及び「聴導犬」の総称で、身体障害者補助犬法に基づき特別な訓練を受けて認定されています。補助犬ユーザーは補助犬の衛生面や行動に責任を持って補助犬と一緒に社会参加しており、公共施設などで補助犬を受け入れることは、身体障害者補助犬法で義務づけられています。
しかしながら、今も多くの補助犬ユーザーは補助犬同伴の受け入れ拒否を経験しています。そのため、「身体障害者補助犬の質の確保と受け入れを促進するための研究(厚生労働科学研究)」で、令和3年に「補助犬ユーザー受け入れガイドブック」が取りまとめられました。