平地区で、毎年9月上旬(旧暦8月)に行われるお祭りのことで、起源は、江戸時代に疫病がはやり、これを退治するために氏神の岡見神社に平癒の願をかけ、この願いがかなえられたため、万年願踊りを奉納したのが始まりとされています。
祭りはトウバと言われる3軒の家が担当し、当日朝、トウバは黒丸川側に水神棚をつくりお供えを行います。夕方になって岡見神社から、男の子3人の万年願踊り、杖おこしが行われ、松明の元、笛や太鼓の囃子の中、水神棚まで移動し、棚前で、万年願踊り、太鼓せりがあり、杖おこしで水神棚を倒します。そこから村奥にある薬師堂へ移動し、ここで万年願踊りと杖おこしがあり、祭りは終わります。
松明と囃子の中、移動する様子は幽玄な趣をかもし出しています。