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竹原古墳「国指定文化財(史跡)」

最終更新日:
竹原古墳

竹原の諏訪神社の境内地にある竹原古墳は、装飾古墳として歴史・美術史的に高く評価されていて、国の指定史跡になっています。

 

竹原古墳について

発見

竹原古墳は、昭和31年3月18日に、若宮町(現宮若市)在野の考古学者で九州考古学会員の清賀義人氏らによって発見されました。
奥壁の絵が発見された時の「神秘的なものを感じ、特に雄渾な龍や翳に驚嘆し、すごい壁画だ」という感想が残されています。

調査

発見後、緊急調査によって、石室内の清掃と実測、壁画の模写が行われました。発掘調査は福岡高等学校教諭、森貞次郎氏が担当し、清賀義人氏も助手として調査にあたりました。その他調査員として福丸高等学校教諭富永守氏、福丸中学校教諭荒牧正義氏があたりました。写真撮影は古賀学氏が行い、作業は福丸中学校の郷土史クラブが行いました。副葬品や死体の歯が大小二種類に分かれていることから、男女2人の死者を安置したものと推定されています。壁画の内容は、中国の青龍・白虎・朱雀・玄武の四神信仰の影響や、龍と馬から駿馬を生み出すという龍媒伝説を連想させます。 

指定

昭和31年5月10日に「文化財史跡指定申請書」が作成され、昭和31年7月21日にはNHKで竹原古墳の仮指定決定のニュースが放送されました。昭和32年2月22日に諏訪神社宛に国指定史跡の通知が出され、同年8月1日に若宮町(現宮若市)を竹原古墳の管理団体に指定する通知が出されました。

保存

昭和33年4月に、総工費20万円をかけた保存施設が完成しました。これ以降も4期に分けて、ガラスサッシの設置や温湿度計の設置など保存措置が行われてきました。近年では主にクレゾールによる消毒を行って、カビの発生を防ぎ、壁画の保存に取り組んでいます。

石柱について

昭和43年11月に、「史跡竹原古墳」と揮毫された石柱が諏訪神社の石段横に建てられました。建立者は沼口出身の吟詠指導者である神代陽光氏で、揮毫は吟詠漢詩家の松口月城氏です。

壁画模写

壁画の模写作業には、東京芸術大学教授の日下八光氏と助手の田中稔氏があたりました。作業を行う石室の中は、狭く、湿度も高いため、ある医者に「神経痛をわずらいますよ」と忠告を受けたこともあったようです。また、地元の人々が果物などの差し入れをしてくれたお礼に講演会を開くなど、町民との心あたたまるエピソードも残っています。
 

所在地・見学情報

■場所 諏訪神社境内 竹原古墳(宮若市竹原)

※詳しくは下記リンク「宮若市施設マップ」のページをご覧ください。

■開館時間 午前9時から午後4時まで

■休館日 月曜日(ただし、月曜日が祝祭日の場合は翌日)

■入館料 大人215円、中高生105円、小学生50円

 

 

 

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