地籍調査はこんなことに役立ちます 最終更新日:2023年4月1日 1.土地トラブル防止土地の境界などが不明確であると、様々なトラブルが発生しがちです。地籍調査をすることで、次のようなトラブルの発生を未然に防止することに役立ちます。土地を購入し、改めて測ってみたら登記簿の面積と違っていた。塀をつくり替えようとしたら、隣の土地の所有者から「境界が違う」と言われた。相続を受けた土地の正確な位置がわからなかった。 2.土地取引の円滑化地籍調査をしていないと、土地を売買する場合に隣地との境界確認に時間がかかったり、登記簿と実測の面積が異なるなどの問題が生じることがあります。地籍調査をしていると、正確な土地の状況が登記簿に反映されるので、登記の信頼性が高まり、安心して土地の売買や分筆ができます。 3.まちづくり地籍調査の成果を基礎データとして利用することで、きめ細やかなまちづくり計画の立案が可能となります。 4.公共事業の円滑化道路、下水道の整備や、駅前再開発を実施する場合、事前の調査や測量に多大な時間と労力を費やすことがあります。地籍調査をしていると、境界確認作業が簡単にできるため公共事業が円滑に進みます。 5.災害の復旧地震、火山噴火、土砂崩れ、水害などの災害が起きてしまった場合、元の土地の境界がわからないために復旧に時間がかかることがあります。地籍調査をしていると、個々の土地が地球上の座標値で表示されているため、万一の災害の後でも、迅速な復旧ができます。