子宮頸がん予防接種はすべての発がん性HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を防ぐものではありませんが、子宮頸がんの原因となるウイルスの中で約50%から70%を占めているHPV16型、18型の感染を防ぐことができます。このワクチンは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染している人に対しては有効性が低いことから、感染の機会を得る前の接種が推奨されています。
副反応としては、注射部位の痛み、赤みや腫れなどの局所反応と、軽度の発熱、倦怠感などの全身反応で、いずれも一過性で数日以内に軽快します。
まれに、重い副反応としてアナフィラキシー様症状(血管浮腫・じんましん・呼吸困難など)があらわれることがあります。また、恐怖感・情緒不安定・痛み等による反射(血管迷走神経反射)として失神があらわれることがあるため、接種後30分程度は、座った状態で様子をみる必要があります。
日程
年間を通じて実施
場所
県内指定医療機関(県内指定医療機関以外で接種を受ける場合は、事前に健康対策係までご連絡ください。)
対象者
12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子
接種回数、接種間隔
ワクチンの接種回数は計3回ですが、接種間隔はワクチンの種類によって異なります。
※3回受けることで十分な免疫効果が得られるため、きちんと最後まで接種することが重要です。
※接種の際は主治医とご相談の上、接種をすすめてください。
【2価】
1カ月以上の間隔をあけて2回接種
その後、1回目の接種から5カ月以上、かつ2回目の接種から2カ月半以上の間隔をあけて1回
【4価】
1カ月以上の間隔をあけて2回接種
その後、3カ月以上の間隔をあけて1回
医療機関名 | 電話番号 |
有吉病院 | 33-3020 |
祷若宮医院 | 52-1777 |
尾上小児科 | 32-0084 |
下川医院 光陵パークサイドクリニック | 32-0073 |
しもかわクリニック | 28-7310 |
杉坂クリニック | 32-3650 |
宮田病院 | 32-3000 |
注意事項
※必ず事前に予約をしてください。
※母子健康手帳をご持参ください。
※問診表は医療機関に置いてあります。
予防接種後健康被害救済制度
予防接種法に基づく予防接種を受けた人に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町村により給付が行われます。
申請に必要となる手続き等は、予防接種を受けた市町村にご相談ください。(厚生労働大臣の認定にあたっては、第三者により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。)