構造・形式・その他の特徴
檜作り、像高52センチメートル、膝幅40センチメートル、肩幅30センチメートル
平安時代末から鎌倉時代初期の作
制作方法:頭と体は一材で彫り出し、体部を前後に割り内刳りしており、のち頭部と体部を接合している。膝部は別材を使うという珍しい作法をしている。
由来、伝説、その他参考となる事項
倉久の地にあった真言宗内山寺は盛時には僧兵3,000人を有した大伽藍であったが、今日では当時の手掛かりはほとんどない。山崎の阿弥陀如来像は内山寺に安置されていたのではないかと思われており、内山寺の確実な資料として最も古いものとされている。