地域と学校が連携して、子どもたちの家庭学習の確保や教員の業務負担軽減のための取り組みを進めています。
アフター・スクールの実施
子どもたちの学力・学習意欲の向上のための学習時間の確保や家庭学習の定着を図るために、運営NPOと協力して各学校で放課後に学習教室開催を実施するアフター・スクールの取り組みを行っています。アフター・スクールは、教員経験者や地域住民により構成された学習サポーターが、各学校の状況に合わせた学習教室を年間60日程度配置しています。また、地域住民や学生などのボランティア確保にも努めて、運営を民間(NPO)に委ねることにより、教員の負担軽減を図っています。
宮若市では、平日1日1時間以上学校以外で勉強する児童生徒の割合(全国学力・学習状況調査質問紙より)が、小学生 61.7%、中学生 66%という現状です。本年度は、小学生 70%、中学生 65%を目標に今後も地域の方や学校と連携していきながら継続的に取組を進めていきます。
学校支援地域ボランティアの確保
宮若市では、地域が学校運営に参画することで学校と地域が協力し、地域と一体となって学校づくりを進めることができるコミュニティ・スクールの導入を前提とした取組を行っています。地域全体でコミュニティ・スクールの導入ができるように、コミュニティ・スクール未導入の小中学校区に地域学校協働活動推進委員を配置し、コミュニティ・スクール導入を前提とした学校ボランティアのニーズ調査やコミュニティ・スクール導入計画の作成、地域ボランティアの確保に取り組んでいます。
本年度は4人のボランティアの確保を目標に、引き続きボランティア募集や活動周知を図りながら、各校の地域団体や学校とも継続的な協議を行って事業を実施していきます。