空き巣
留守宅を狙い、ピッキング、サムターン回しなどで侵入するなど、手口が年々巧妙になってきている空き巣。マンションやアパートなどの集合住宅がターゲットになることもあります。
犯罪の傾向
・様々な手口がある空き巣。
・意外に多のが無締まり。
空き巣の侵入手口として挙げられるのが、窓ガラスの一部を破って侵入する「ガラス破り」。玄関ドアの外側からドリルで穴を開けて侵入する「サムターン回し」、特殊工具を使って侵入する「ピッキング」などです。
しかし、実は「無締まり」による被害も多のです。ほんの少しの時間でも確実に施錠しましょう。
また、2階だからといって安心してはいけません。
対策
・ワンドアに対しツーロック。
・窓ガラスも強化。
<<防犯のポイント>>
(1)1つのドアに鍵を2つ以上取り付ける。(ワンドア・ツーロック)
(2)防犯性能の高い鍵への交換やサムターンカバーの装着。
(3)ガラス破りの対策として、防犯ガラスへの取り替えやガラスを割れにくく「防犯フィルム」を窓に貼り付ける。
乗り物盗・車上ねらい
車などを盗む「乗り物盗」や、車内から現金・貴重品を盗む「車上ねらい」が多発しています。
犯罪の傾向
・月極駐車場の車が狙われています。
・店舗の駐車場が狙われています。
車やバイクを盗む「乗り物盗」や、駐車中の車の中から現金や貴重品を盗む「車上ねらい」も増えています。
被害の多くは月極駐車場や路上で発生していますが、自宅の駐車場が狙われる場合もあります。
また、パチンコ店やスーパーなどの店舗の駐車場でも発生しています。
対策
・盗難防止l機器の活用。
・こまめなドアロック。
<<防犯のポイント>>
(1)短時間でも車から離れるときは、必ずエンジンキーを抜き、ハンドルロックをする。現金、貴重品、スペアキーなどを車内に置かない。
(2)イモビライザーなどの盗難防止機器を活用する。
振り込め詐欺(オレオレ詐欺など)
高齢者や主婦に対して、息子や孫を装って電話をかけ、交通事故の示談金などと偽り現金を振り込ませる、いわゆる「振り込め詐欺」が急増しています。
犯罪の傾向
・身内や親戚になりすます。
・警察や弁護士になりすます。
最近、急増している犯罪が「振り込め詐欺」です。高齢者に対して息子や孫を装い、「オレだけど、交通事故を起こしてしまったので、示談金を振り込んでくれ」などと嘘の電話をかけ、現金を金融機関の口座に振り込ませてだましとるという手口の詐欺事件です。
主婦に対して、警察官や弁護士を装って「ご主人が交通事故を起こした」と嘘の電話をかけるというケースもあります。
また、身内や親戚になりすまし「携帯電話を無くしてしまって、電話番号が変わった」という電話であらかじめ電話番号を登録させ、数日後に「事故を起こして しまった!」「多額の借金をつくってしまった!」「急いでこの口座にお金を振り込んで欲しい!」といった手口も急増しています。
怪しいと思ったら、以前の番号や相手の自宅に連絡し、真相を確認してください。
対策
・自分から身内の名前を言わない。
・電話を切って、事実確認をしましょう。
<<防犯のポイント>>
(1)自分から身内の名前を言わずに、相手に名乗らせる。
(2)電話を切った後で、必ず身内に相談し、事実確認する。