○宮若市風しん予防接種費用助成事業実施要綱
平成31年4月22日
告示第93号
(目的)
第1条 この告示は、風しん予防接種(予防接種法(昭和23年法律第68号)に基づく定期予防接種を除く。以下「予防接種」という。)の費用を助成することにより、妊婦への風しん感染を防ぎ、先天性風しん症候群の発生を予防することを目的とする。
(対象者)
第2条 予防接種費用の助成の対象となる者(以下「対象者」という。)は、市内に居住し、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)の規定により本市の住民基本台帳に記載されている者で、次の各号のいずれにも該当するものとする。
ア 妊娠を希望する女性(以下「妊娠希望者」という。)
イ 妊娠希望者及び妊婦の配偶者(パートナーを含む。)又は同居者。ただし、妊娠希望者及び妊婦が、風しん抗体検査で風しんの感染予防に十分な免疫を保有していることが判明している場合は対象としない。
(2) 医療機関等で実施した風しん抗体検査において、別表の基準により、抗体価が低いと判明した者
(助成金額)
第3条 市が助成する額は、予防接種費用の全額とする。ただし、第8条に規定する償還払いによる予防接種費用の助成の場合を除く。
(助成の申請)
第4条 対象者は、宮若市風しん予防接種助成申請書(兼助成対象者確認証)(様式第1号)に関係書類を添えて、市長に提出しなければならない。
(助成の決定等)
第5条 市長は、前条の規定による申請があったときは、当該申請に係る書類の審査を行い、速やかに助成の可否を決定するものとする。
2 市長は、助成を決定したときは、速やかに申請者に宮若市風しん予防接種助成対象者確認証(様式第1号)を交付するものとする。
(予防接種の実施方法)
第6条 予防接種は、市が風しん予防接種業務委託契約を締結した医療機関(以下「指定医療機関」という。)において行う。
2 指定医療機関は、第5条第2項に規定する確認証を提示した者に、乾燥弱毒生麻しん風しん混合(MR)ワクチン又は乾燥弱毒生風しんワクチンを1回皮下に(0.5ml)注射する。
(予防接種済証の交付)
第7条 指定医療機関は、予防接種終了後、風しん予防接種済証(様式第2号)に必要事項を記入し被接種者へ交付するものとする。
(償還払いによる予防接種の費用の助成)
第8条 市長は、対象者がやむを得ない事情により指定医療機関以外の医療機関で予防接種を受けた場合は、自己負担した接種料の全部又は一部を助成するものとする。ただし、助成金の額は、第6条第1項に規定する風しん予防接種業務委託契約に定める予防接種委託料単価の額を上限とする。
(1) 宮若市風しん予防接種助成対象者確認証(様式第1号)
(2) 予診票
(3) 領収書の原本
(償還払いによる助成金の交付決定)
第10条 市長は、前条の申請があったときは、内容を審査し、適当と認めるときは、速やかに助成金交付の可否を決定するものとする。
2 市長は、助成金の交付を決定したときは、速やかに宮若市風しん予防接種助成金交付決定通知書(様式第4号)により申請者に通知するものとする。
(健康被害の救済措置)
第12条 予防接種により健康被害が生じた場合には、市長は独立行政法人医薬品医療機器総合機構法(平成14年法律第192号)に基づく救済制度について、健康被害を受けた者又はその家族に説明を行うとともに、宮若市予防接種事故災害補償規程(平成18年宮若市告示第23号)に基づき救済を行うものとする。
(その他)
第13条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。
附則
この告示は、公布の日から施行し、平成31年度の予防接種から適用する。
附則(令和元年12月27日告示第262号)
この告示は、公布の日から施行し、平成31年4月1日から適用する。
附則(令和4年3月14日告示第39号)
この告示は、令和4年4月1日から施行する。
附則(令和4年3月17日告示第63号)
この告示は、公布の日から施行する。
附則(令和5年12月6日告示第275号)
この告示は、公布の日から施行し、令和5年4月1日から適用する。
別表(第2条関係)
※抗体価が低いとの判断は次に掲げる抗体価未満とする。
方法 | 抗体価 |
HI法 | 32倍 |
EIA法 | 使用する検査キットがウイルス抗体EIA「生研」ルベラIgG(デンカ生研株式会社)の場合 EIA価 8.0 |
使用する検査キットがエンザイグノストB風疹/IgG(シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティックス株式会社)の場合 30IU/mL | |
ELFA法 | 使用する検査キットがバイダス アッセイキットRUB IgG(シスメックス・ビオメリュー株式会社)の場合 45IU/mL |
LTI法 | 使用する検査キットがランピア ラテックスRUBELLA(極東製薬工業株式会社)の場合 30IU/mL |
使用する検査キットがランピア ラテックスRUBELLAⅡ(極東製薬工業株式会社)の場合 35IU/mL | |
CLEIA法 | 使用する検査キットがアクセル ルベラIgG(ベックマン・コールター株式会社)の場合 45IU/mL |
使用する検査キットがi―アッセイCL風疹IgG(株式会社保健科学西日本)の場合 抗体価 14 | |
CLIA法 | 使用する検査キットがRubella―Gアボット(アボットジャパン株式会社)の場合 25IU/mL |
FIA法 | 使用する検査キットがBioPlex MMRV IgG(バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社)の場合 抗体価 AI(製造企業が独自に調整した抗体価単位) 3.0 |
使用する検査キットがBioPlex ToRC IgG(バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社)の場合 30IU/mL |
様式 略