(趣旨)

第1条　この告示は、宮若市が直鞍地区における休日等の救急医療の確保を図るために、二市二町(直方市、宮若市、小竹町及び鞍手町をいう。以下同じ。)が共同で補助を行う病院群輪番制病院運営事業の実施に関し必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この告示において「病院群輪番制病院運営事業」とは、救急医療対策事業実施要綱(昭和52年7月6日医発第692号厚生省医務局長通知)等に基づき実施されていた事業(直鞍地区内の病院群が、輪番制(当番制)により休日及び夜間の救急患者を受け入れることに対して、当番日の病院の救急医療に必要な医師、看護師等の医療従事者の配置に必要な経費の一部を直鞍地区の市町が補助する事業)をいう。

(補助の対象者)

第3条　補助の対象者は、直方鞍手医師会とし、二市二町と協定を締結の上、病院群輪番制病院運営事業を実施するものとする。

(補助金の算定方法及び補助金の額)

第4条　補助金の額は、別表に定める補助対象基準額と対象経費の支出額とを病院ごとに比較して、少ない方の額を補助基準額とし、一定の率(前年度の10月1日現在における直鞍地区の住民人口(外国人を含む。)に占める宮若市の住民人口の割合)を乗じて得た額を補助金の額とする。

(事業計画書の提出)

第5条　病院群輪番制病院運営事業計画の提出は、当該年度の4月末日までに病院群輪番制病院運営事業計画書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添えて市長に対して提出しなければならない。

(補助金の交付申請)

第6条　病院群輪番制病院運営事業を実施する者は、当該事業が完了したときは、病院群輪番制病院運営事業費補助金交付申請書(様式第5号)に次に掲げる書類を添えて、市長に申請をしなければならない。

(交付の決定及び通知)

第7条　市長は、病院群輪番制病院運営事業費補助金交付申請書を受理したときは、補助金の額を決定し、病院群輪番制病院運営事業費補助金交付決定通知書(様式第9号)により病院群輪番制病院運営事業を実施するものに通知する。

(交付決定の取消し)

第8条　市長は、病院群輪番制病院運営事業を実施する者について、前条の規定による補助金の交付決定又は交付後に、次に掲げる事項が判明したときは、交付決定した補助金の額の全部又は一部を取り消すことができる。

(補助金の返還)

第9条　市長は、前条の規定により補助金の決定を取り消した場合において、当該取消しに係る部分に関し、期限を定めてその返還を命ずる。

(その他)

第10条　この告示に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。