まるで雲の上⁈幻想的な「雲海」の世界

最終更新日：2022年2月1日

清水寺から望む雲海

福岡県内では珍しい絶景「雲海」が見られるまち宮若

山に囲まれた盆地という宮若市の地形によって、条件がそろったときには市内各所から幻想的な雲海を眺めることができます。

雲海の中に山々が浮かんでいる島のように見え、そこに空の青さが加わった景色は何度見ても絶景です。

すでに見たことがある人も、太陽の昇る位置や雲海の厚さは日によって変わるので、何度訪れても楽しめます。

このページでは、福岡市や北九州市から車で1時間程度で行けるおすすめスポットを2か所ご紹介します。

1．湿度が高い（前日が雨天など）

2．風があまりない

3．前日夜と当日早朝の気温差が大きい

4．放射冷却がある

5．朝早い時間（日の出前後が特におすすめです）

初日の出と雲海（平成28年元旦）


まるで水墨画のような景色	明け方が特にオススメです	条件が揃うと日が昇ってからもしばらく雲海を楽しめます

黒丸地区の高台にある清水寺は県内でも人気の雲海スポット。

県道21号線の脇田温泉口から宗像方面に曲がって約5分で到着するこの場所は、西山の中腹、標高200mに位置し、晴れた日には若宮盆地をはじめ遠く北九州までも見渡すことができます。

また、雲海が見られるスポットのすぐ近くまで車で行くことができるので、ご高齢の人やお子さん連れなどでも気兼ねなく訪れることができます。

福岡市内や北九州市内から車で1時間程度で行けるので、条件がそろった日には市内外から訪れた多くのカメラマンがずらりと並ぶほど人気です。

住所　宮若市黒丸1558-1


清水寺境内	特に雪景色は格別です


平成28年竹灯籠（熊本地震復興祈願）	平成30年竹灯籠（冬季五輪アイスホッケー）

清水寺は、僧行基が奈良時代の天平年間（729～748）に建立したとされる由緒あるお寺で、所蔵する秘仏の千手観音菩薩と十一面観音菩薩像（県指定文化財）は県重要文化財にも指定されています。

また、年末に開催される竹灯籠イベントでは、数多くの竹灯籠が雲海とは違った幻想的な世界に連れて行ってくれます。毎年作成される竹灯籠は世相を反映したデザインになっていて、来場者を楽しませてくれています。

六ヶ岳から見た雲海


山頂からの景色	360度雲海に囲まれる日も	六ヶ岳は6つの峰からなる山です

六ヶ岳は、知る人ぞ知る特別な雲海スポット。

ここは、宮若市側の雲海はもちろん、条件がそろった日には直方市や田川市方面にも雲海が出るため、360度の雲海の世界を楽しむことができる絶景スポットです。

標高338.9メートルのこの山は、登山コースがいくつかあり、メインコースは整備されているため初心者や親子でも1時間程度で登ることができます。

六ヶ岳の頂上からみる景色は、登山の達成感でより美しく見えるのではないでしょうか。また、清水寺と違って雲海スポットとしてはあまり知られていないので、早朝は人も少なくゆっくりと景色を堪能できるおすすめの場所です。

登山口は、直方市や鞍手町、宮若市山口などいくつかありますので、ご自分に合ったコースを探して、雲海を見に行ってみてください。