ブックタイトル広報みやわか「宮若生活」2019年10月号電子ブック版

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概要

広報みやわか「宮若生活」2019年10月号電子ブック版

3   2019 年10 月号おいしい米をつくるためにとても役に立っているのは農事気象です。これは、年頭の天気や気温の変化など、さまざまな要素から総合的に年間の天候を予想するというものです。これに基づいて各作業の時期を判断しているのですが、本当によく当たるんです。毎年出品しているうまい米コンクールで高スコアが出せているのも、この予想があったからこそだと思います。 もちろん、田んぼでの作業も力を入れています。前年の成分データを参考にたい肥などを入れ、土をいい状態にすることで、確実に食味の数値が上がります。また、甘みが足りないと判断した時は米ぬかを入れることでおいしいお米になるんです。 二年前のうまい米コンクールで金賞をいただいてからは、秋にイオンモール福津で開催されている「宮若市いきいきフェア」で販売して、そこで購入した方から再購入をいただくなど、反響は確実にありました。また、知り合いづてに連絡をもらうことも増えました。これは、「賞」に選ばれることで評価が目に見えるようになったおかげだと確信しています。そして何より、毎年高スコアを維持することは、自分の米づくりの方向性が間違っていないことの証明にもなります。 一昔前は、「○○地区のお米が一番おいしい」と生産地区名で、価値が上がっていました。しかし、今は農業基盤整備が行われたこともあり、環境面での地域差は小さくなってきていると感じているため、努力次第でコンクールの金賞がとれるほどのうまい米を作れるチャンスがあります。だからこそ、より多くの生産者に出品してもらい、市全体で宮若米のブランド化を推進できたらと思っています。 今年はもちろんですが、今後も皆さんにおいしいと言っていただけるお米を作れるよう努力していきたいと思いますし、周りの農業者とも情報を共有して、切磋琢磨しながら一緒に頑張っていきたいですね。うまい米を作りたくて〔special Issue〕安河内 龍一さん第2回宮若うまい米コンクール市長賞「だれにでも金賞を獲れるチャンスはある」