1.経営戦略の概要
簡易水道事業は、料金収入をもって経営を行う独立採算制を原則としながら、住民生活に身近な社会資本を整備し、必要なサービスを提供する役割を担っています。
しかしながら、将来的な施設の老朽化に伴う更新投資の発生や、人口減少に伴う料金収入の減少が見込まれるなど、昨今の簡易水道事業を取り巻く経営環境は厳しく、このような状況で、住民サービスを将来にわたり安定的に提供していくためには、徹底した効率化、経営の健全化を行うことが必要です。
本経営戦略は、水道法の基本理念である「健全な水道事業の運営を行い、安全でおいしい水を安定的に供給する」に基づき、これまで以上に簡易水道事業の健全な経営を行っていくために平成29年度から平成38年度までの10か年を計画期間として策定しました。