ブックタイトル広報みやわか「宮若生活」2018年3月号電子ブック版

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概要

広報みやわか「宮若生活」2018年3月号電子ブック版

5 2018年3月号歌やダンスに乗せて伝えたいふるさとへの思い 劇団名であり、劇団を象徴するロゴにもなっている虹。これには、宮田町と若宮町が合併するにあたり、両町の虹の架け橋となるようにという意味が込められています。 劇団宮若レインボーカンパニーは、公演を通して宮若のことをもっと知り、好きになってほしいとの思いから、宮若の文化や歴史、地域を題材にした脚本で演じてきました。 それは、観客がまちのことを知ることができるだけでなく、団員自身が自分のふるさとを好きになるきっかけにもつながっています。 また、ふるさとへの思いを歌やダンスに乗せ、北九州市や福岡市などの市外で行われるイベントで宮若の良さを発信してきました。 団員について、人前で演じることや、ストイックに練習に打ち込むことによって、着実に成長していると話すのは、劇団宮若レインボーカンパニー代表の永尾睦さんです。 「入団した時はおとなしかった子が、活動を通して活発になっていき、ダンスや演技が上手くなっていくところを見ると、成長しているんだなと感じます」。 入団して初めて演技や歌に取り組む団員も多い中、劇団の定期練習だけでなく、自宅でも練習を重ね、周囲が驚くほど成長していく姿にはスタッフも驚かされることもあるそうです。 子どもたちのステップアップの場であり続けたい 練習を積み重ねることで、話し方がうまくなるとともに、自分の思いを伝えることができるようになる。これは、ステージ上だけでなく、社会人になっても役立つ技術だと永尾さんは話します。 また、劇団で学んだ経験を生かし、ダンスの高校日本一へと飛躍したOGも輩出。その人たちが、立場を変え、公演の演技指導や衣装作成に関わり、現役の団員をサポートしていることで、現在の劇団へとつながっています。 「やりたいと思う子がいるかぎり存続していかなければと思いますし、卒団した団員が指導者として戻ってこれる場所であり続けたいんです」。 将来は国民文化祭への出演やOB・OGによる公演も行い、宮若のことを考えるきっかけづくりだけでなく、地域の子どもたちのステップアップの場となることを目指していきたいという劇団宮若レインボーカンパニー。地域への思いや、これまでに演じてきた人の思いが詰まった十二回目の公演が幕を開けます。今回のストーリーは、筑前の国の山奥にいた玉房姫と呼ばれる美しいオオカミが主人公。猟師に殺され、人々から祈られる『小さな神様』となってしまいますが、「人間の世界をのぞいてみたい」と人間に姿を変え、宮若の小学校に入り込みます。←本番で使用される衣装や道具は、ほとんどが手作り。練習が行われている間、劇団のOGや保護者らが中心となり、役に合わせた衣装や道具を製作していきます。↑練習では、劇中歌の細かい音程などについてパートごとに指導を受けていきます。楽譜は、指導されたポイントや自分で気づいたことなどへのマーカーや書き込みで埋まっていました。