台風は襲来時期や規模、被害の程度などの予測がある程度可能です。事前に適切な対応を取れば、被害は最小限に抑えることができます。
台風が近付いたら、テレビやラジオ、新聞などで気象情報を入手しましょう。
台風が近付いてから、慌てて屋外に出るのは危険です。対策は台風が来る前に済ませましょう
事前の心構え
・関係のある情報をよく聞き、外出はできるだけ控えましょう。
・いつでも避難できるように、非常用の持ち出し袋を準備しておきましょう。
・停電に備えて、懐中電灯・ろうそく・携帯ラジオ・予備の電池などを準備しましょう。
・飲料水や、生活用水を確保しましょう。
・雨どいのつまり、屋根や壁の状況をチェックしましょう。
・風で飛ばされそうなものは室内に移すか、固定するなどしましょう。
・窓ガラスが割れないように、補強したり、雨戸を閉めたりしましょう。
・お年寄り、乳幼児、病人などは優先的に安全な場所に避難させましょう。
・浸水に備えて、家具や電化製品などは、高い場所に移しておきましょう。
・避難所やコースを確認しておきましょう。
・最新の気象情報については、気象庁などのホームページを参照してください。
台風の大きさ
階級 |
風速が秒速15メートル以上の半径 |
大型(大きい) |
500キロメートル以上800キロメートル未満 |
超大型(非常に大きい) |
800キロメートル以上 |
※以前は「ごく小さい」、「小型」、「中型」の階級がありましたが、現在は使われていません。台風の大きさは、一定以上の風の範囲の大きさを示すものであって、雨量を示すものではありません。小さな台風でも雨による被害には警戒が必要です。
台風の強さ
階級 |
最大風速値 |
強い |
秒速33メートル以上~秒速44メートル未満 |
非常に強い |
秒速44メートル以上~秒速54メートル未満 |
猛烈な |
秒速54メートル以上 |
※以前は「弱い」、「並みの強さ」の階級がありましたが、現在は使われていません。台風の強さは、風の強さを表すもので、雨量を示すものではありません。弱い台風の場合でも雨による被害には警戒が必要です
風速と被害の状況
風速 |
被害状況 |
秒速10メートル |
傘がさせない |
秒速15メートル |
看板やトタン板が飛びはじめる |
秒速20メートル |
小枝が折れる |
秒速25メートル |
瓦が飛び、テレビアンテナが倒れる |
秒速30メートル |
雨戸がはずれ、家が倒れることもある | |